共働き家族に寄り添った間取りの考え方

現在、日本の共働き世帯は全体の7割以上(※)を占めているとも言われています。
特に子育て世代の20〜30代では、“共働きが当たり前”というライフスタイルが一般的になりつつあります。
そんな中で、「家事や育児、仕事が両立しやすい間取りがほしい」という声も増えています。
このコラムでは、共働き家庭のリアルな暮らしに寄り添う間取りのヒントをお届けします。
※出典:総務省「労働力調査」など
<目次> |
1. 共働き世帯が増える中で求められる「住まい」
現在、20〜30代のご家族では共働きがスタンダードになりつつあります。
毎日忙しく働きながら、家事や育児をこなすご夫婦にとって、
「住まい」はただ暮らすだけの場所ではなく、生活そのものを支える“味方”であるべきです。
無理なく続けられる暮らし、心がほっとできる空間をつくるためには、家そのものの「間取り」が大きな役割を果たします。
2. 家事動線が暮らしの快適さを左右する
例えば、洗濯。
洗う → 干す → 取り込む → しまう、この流れがスムーズであれば、時間も労力も大きく変わってきます。
最近では「ランドリールームを設ける」「ファミリークローゼットを近くに配置する」など、家事の流れを“短く、ラクに”できる間取りが人気です。
特に共働き家庭では、帰宅後の限られた時間で家事をこなすことになるため、無駄な移動がないように工夫された家事動線が重要になります。
3. 「ただいま動線」で家族の安心と効率を
玄関から帰ってきたあと、「 上着をかける → 荷物を片づける→手洗い 」といった“ただいま動線”があると、家の中にウイルスや汚れを持ち込みにくく、小さなお子さまがいるご家庭にも安心です。
また、「玄関近くに手洗い場」「通り道に収納スペース」などを配置することで、生活の流れが自然になり、片づけもラクになります。
4. 在宅ワーク・自分時間を支える空間設計
近年は在宅ワークやリモート会議があるご夫婦も増えています。
共働きだからこそ、お互いが集中できる場所を確保しつつ、子どもの気配を感じられるレイアウトにするなど、メリハリのある空間づくりが求められています。
また、「ちょっと一息つける場所」や「ご夫婦それぞれの趣味スペース」など、暮らしの中に“自分時間”を持てる間取りも、心のゆとりにつながります。
5. 家族のライフステージに寄り添う間取りを
共働き家族にとって、今の暮らしにフィットすることも大事ですが、「子どもが成長したとき」「働き方が変わったとき」も見据えた柔軟な間取り設計が理想です。
例えば、最初はオープンに使える空間でも、将来的に仕切って個室にできるようにしておくなど、ライフステージに応じて変化できる「余白」のある設計が安心です。
まとめ
共働き世帯の家づくりは、“時間”と“心のゆとり”を生み出すことがカギ。
間取りや動線、そして収納は、その暮らし方をカタチにする大切な要素です。
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実際の間取りを見ながら、「ここにこれがあるとラク!」を実感いただける内容となっています。
これから家づくりを始めたい方、今の暮らしをもっと快適にしたい方、ぜひお気軽にご参加くださいね🍃